2015年4月17日金曜日

広大な菜の花の山  大分 国東半島にて

櫻も散り始めたのに寒い日が続く「春」です。
13日の月曜日、雨の中羽田から大分へ母のお見舞いに帰ってきました。
春驟雨とでもいうのかな~滑走路には多くの飛行機がテイクオフの順番を待っていました。
こんな景色は初めてです。雨に弱い空港・・・(スミマセン)

美味しいラーメン屋の前で列を作るように、とりどりの飛行機が10機以上連なっているのは
壮大ですが・・・あまり気持ちのいいものでもありません。
私のJALは6番目で滑走路待ちで多分15分以上?遅れて離陸しましたが、
機の列はどんどん伸び続けたかも~・・・



大分は雨も降らず、お天気もまあまあでしたが、ここも「寒い春」の日が続きました。
国東半島にある「長崎鼻」の菜の花の山?です。

見渡す限りの菜の花でその向こうは周防灘です。
青い空と青い海を隔てる黄色の菜の花の群集は疲れた目と頭を覚醒させるに十分^^
鶯もやかましいほど鳴いて歓迎してくれました~(笑)


・車椅子の行きつ戻りつ菜花かな



・ひとりごと言へば揺れゐる菜花かな


 小高い丘には見晴らし台も出来て沖行く船のコラボも素敵です。
今日は写真の範疇にはいらなかったですが・・・><
(バックの青は海です。)


・野に出づる春の風色はなだ色

 花野の上をゆっくりと舞う悪戯鳶も優雅で絵になります^^


・風に沿ひ春色に舞ふ鳶かな


2015年4月12日日曜日

我が家の花たちです。

寒の戻りで2~3日あまり外に出ていませんでした。
江戸中期の俳人、大島蓼太の「世の中は三日見ぬ間に桜かな」
三日外に出ないでいたら、桜の花が咲き揃っているという意味だそうですが
我庭は三日見ぬ間に翁草・・・スミマセン

又、翁草の話で・・私そのくらいこの花に惚れました^^

花言葉=「心の闇は内に隠して」 …(ちょっと意味深)
他には「何も求めない」「背信の愛」「告げられぬ恋」「純真な心」等々~
要は自分に合った花言葉を想えばいいんです!^^(汗)




昨年たった2本(真赤、紫)を買い求め花が終わり、白髪の種が風でどこかに逃げ出さいない前に
種を採っておき今年の春に蒔きましたがいまだに芽が出ません。トホホ・・

でもそんなことしなくても「宿根草だったので、今年は2月頃から枯れた葉の下から
小さな人参の葉っぱのような緑が出てきて3月の終わりごろ蕾を付けこんなにいい子に
揃いました~(ホッ!笑)
花が終わったら庭の囲いの周りに丁寧に移植したいけど・・・邪道ですかね~
植物に詳しい人、教えてくださ~い^^




名前は解らないまま長い年月咲いてくれるいい香りの枝垂れ蘭


・白き蘭かなしき(愛しき)までにしな垂れし

・いざ生きんしな垂れ咲きし白き蘭





乙女リンゴの花 (姫リンゴより少し大きい真赤な実です)


・風光る薄紅射せり花林檎


タイツリソウ(鯛釣り草)
華鬘草(ケマンソウ)ではなかなかピンとこなくても、こちらの別名なら直ぐ分ると思います^^
初夏に花茎を弓状に長く伸ばして10数輪を行儀良くぶらさげぷっくりハート型にふくらんだ外側の花びらと、その下方から突き出るように伸びる内側の花びらで構成されています。
我が家は超慌て物、初夏まで待てずもう沢山の茎が伸びそれぞれにこの様な
花形が咲き誇っています。(一昨日の春の冷たい霙交じりの雨に反省したかも)
これも冬は無くなってしまいますが春には旺盛な野草に負けじと精力的に成長します。

花言葉=「あなたに従います」「失恋」「従順」「優越」
これもお好きな花言葉をお使いださいね(笑)




*全草にプロトピンなどのアルカイドを含む毒草なので
誤って口にすると死にいたることもあるといいます。

・華鬘草ハートの血に意を通す



なんだか春が往ったり来たりしている感じで、風邪などひきませんように、私みたいに^^ のんのん


2015年4月2日木曜日

春爛漫

「散る桜残る桜も散る桜」 良寛和尚

散り行く前に満喫してこようと3月30日、気温も20度越え、風もほとんど無し。
「神奈川県立三川公園」へ・・・ほぼ満開のソメイヨシノの花と香を思う存分愉しみました。

此処には小さな川も流れ、綺麗に整地された公園には櫻を始め菜の花や連翹その他
春の花々が咲き乱れています。
こんな素晴らしい地元の公園を海老名に居ながら忘れていました~

少し目を遠ずれば相模川が流れ、大山、丹沢連峰、又、相模川を渡る色とりどりの小田急電車等
どこを切り取ってもposutcardに出来そう^^





・嬉しくて又仰ぎ見る桜かな




・毛繕ふ鳥いつくしむ花日影



櫻の足元に連翹と菜の花も負けじと咲き誇っていました


・染井吉野台(うてな)に黄花敷きつめし





 ・花の下小風を頬に受けにけり




・公園に授乳のママや若桜




・流れゆく落花目で追ふ子犬かな




 ・しばらくを黙のつづきて櫻かな






・ひよつとしていまが逝きどき花万朶

・死ぬる日は強き腕と花万朶

(西行に象徴されるように死ぬ季節を選べれば「花のころ」夢ですね^^)







 ・鳥となり花の奈落に溺れけり




去年始めて咲いた翁草が今年もまたきれい花を咲かせて
悦ばせてくれています^^
ついつい花壇に足が向きます^^




・なにもかも許せる齢翁草

・咲き満ちてなほ翁草俯きぬ



・老いらくの恋もまたよし翁草



ご覧いただき有難うございました。

もう花も散り始めました。綺麗な花筏が小流れを染めて
いるころでしょう (^-^)  のんのん